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STOP! 潜水事故
CASE66 水中で大笑いしたら、海水が!

CASE66 水中で大笑いしたら、海水が!

ダイビングに限らず事故はつきものではあるが、最初から最後まで何事もなく安全に楽しめてこそ、本当のレジャー。 ダイビングの場合、潜水事故というと死に至るケースも少なくない。 そして多くの人が「他人事」と思っているフシもあるけれど、ふとした気の緩みやちょっとしたケアレスミスで潜水事故が起こることも。 明日はわが身。 もう一度基本を振り返る意味でも、ぜひこの連載を参考にしていただきたい。

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CASE66 水中で大笑いしたら、海水が!

今回の潜水事故の原因

  • バディ不遵守
  • 身体拘束
  • 監視不十分
  • 器具の不備・取り扱い不注意
  • 体調の不注意
  • 技量の未熟
  • 気象・海象の不注意
  • エア確認不注意
  • その他

高校を卒業したばかりの同級生3人とインストラクター1人の合計4人で体験ダイビングを開始。
参加者は皆、ダイビングは初めて。
水深8mぐらいで一人のフィンが外れ、ジタバタしたのがあまりに滑稽だったため、事故者は大笑いしたところ、くわえたマウスピースが外れかかり、海水が入ってきてしまい、レギュレーターを外し、パニック状態で急浮上。
途中でインストラクターが気づいて追い着き、自分のレギュレーターをくわえさせることができ、水面に浮上したときはレギュレーターをくわえた状態に。事故者は意識もあり、大丈夫だと答えたが、その後すぐに嘔吐し、呼吸停止状態に陥ってしまった。
すぐに陸に揚げて、CPRを開始したところ、呼吸を取り戻したものの、意識が朦朧とした状態。その後、救急車により病院に搬送され、肺水腫と診断され、1週間の入院となった。

直接の原因溺れ

対処法

過去にも似たような事例があって、対処法は紹介しているのだが(CASE 1、8、10、39、47など)
そもそも体験ダイビング中の事故はあってはならないこと。
これは体験ダイビングを受ける側というよりは、サービスを提供する側のスキルや管理体制に問題があったのではないだろうか。これについては業者が真剣に考えていただくことにして……。

だが、たかが体験ダイビングといっても、海という別世界で呼吸をするダイビング。油断は大敵なことの証明でもある。
しかも水中で大笑いしたら……って、皆さまも信じがたいだろう。
でも、ダイビングをしたことのある方なら、レギュレーターがずれたら海水が入ってくることもご存じのはず。たとえ、ダイビング中に大笑いするようなおもしろいことが起きたとしても、レギュレーターはしっかりくわえていること。これがダイビング中の大原則なのだ。

陸上でも笑いすぎると過呼吸になる。そうすると、息苦しくなってパニックに陥ることもある。
水中ではパニックに陥るトリガーがやや早くなると考えたほうがよさそうだ。

事故者にはそういう知識がなかっただろうから仕方ないけれど、ちょっとハシャギ過ぎてしまったようだ。その代償が大きかった。でも、へたをすれば死に至ることもあるケースなので、生きていて良かった。生かされたわけだから、またダイビングを楽しんでいただければと思うのだが、どうだろうか。

さて、「レギュレーターを外さない」というのは、事故を起こさないための対策。
では、このように海水を飲み込んでしまったらどうしたらいいだろう。
普通は海水を飲んだところで、呼吸停止になったり、意識を失ったりすることはない。
慌てて飲み込んだために気管支のヘンな場所に入り込み、咳が止まらなくなったりすることはあるかもしれない。
そんなときはレギュレーターをくわえたまま、咳をする。絶対に外さないで咳をする。
それから呼吸を整えて、ゆ~っくり浮上をする。体験ダイビングなら、インストラクターとともに。
ファンダイブならバディとともに。
このとき、慌てて浮上するとまたパニックになるので、浮上速度をいつもよりも遅くするイメージでゆっくりと、を心掛けよう。

バディも自分のバディが咳き込んでいたら、落ち着かせて、呼吸をしてもらって、
その後、一緒に浮上すること。ダイビングを続けられると相手が言っても、ちゃんと様子を見たほうがいいし、呼吸が苦しそうなら、ダイビングをやめて浮上することを優先しよう。

また、海水を飲み込んだとしても、ゴクンと飲んでスッキリ、ということだってある。
その場合、その後に呼吸を整えればダイビングを続けても大丈夫だろう。

いずれにしても、何かが起きてパニックになりそうになったら、浮上するのではなく、その場に止まって、ゆっくり呼吸を整える。
これが一番の対処法だ。

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次回更新予定日 2018年10月31日

CASE67 朝まで飲んで潜ったら

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