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STOP! 潜水事故
CASE43 うねりで顔面強打

CASE43 うねりで顔面強打

ダイビングに限らず事故はつきものではあるが、最初から最後まで何事もなく安全に楽しめてこそ、本当のレジャー。 ダイビングの場合、潜水事故というと死に至るケースも少なくない。 そして多くの人が「他人事」と思っているフシもあるけれど、ふとした気の緩みやちょっとしたケアレスミスで潜水事故が起こることも。 明日はわが身。 もう一度基本を振り返る意味でも、ぜひこの連載を参考にしていただきたい。

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CASE43 うねりで顔面強打

今回の潜水事故の原因

  • バディ不遵守
  • 身体拘束
  • 監視不十分
  • 器具の不備・取り扱い不注意
  • 体調の不注意
  • 技量の未熟
  • 気象・海象の不注意
  • エア確認不注意
  • その他

Zさんはダイビングショップが主催する講習にオブザーバーとして参加。
インストラクター引率の下、港のスロープからエントリーした。
ダイビングを終え、同スロープから上陸しようとしたところ、
南東からのうねりに流されてZさんはスロープの手すりに顔面を強打。
ダイビングショップが119番通報を行ない、救急車で病院に搬送された。
前頭部に2cm、右頬に1cmの挫創があり、5針縫合、全治10日間の負傷と診断された。
入院の必要はなかった。

直接の原因波にさらわれ、転倒

対処法

ダイビングで知らないうちにどこか切っていたり、
打撲していたりすることはよくあるのではないだろうか。
生傷が絶えないなぁと日頃から思っていて、
だからこそ、大けがをしないように、かなり用心深くふるまっているのだが……。

Zさん、ご愁傷様でした。
でも、命に別状がなくて何よりでした。

ビーチエントリー&エグジットのときに気を付けなくてはならないのは、
“転ばないこと”なんじゃないかと思う。

EN&EX地で転ぶというのは、自分がドジで滑って転ぶという場合もあるけれど、
たいていは、波にもまれて、とかうねりに持っていかれて転んでしまうという例が多いと思う。
でも、周りを見ればインストラクターをはじめ、多くの人が自分と同じように転んでいるわけではない。
転ばないためのコツが何かあるはずだ。
このコツを身に着けておけば、何針も縫わずにすむに違いない。

まずはタイミング。

うねりがある時でも波を見れば大きなうねりが来るときと来ないときはわかってくる。ものらしい。
だから、エントリーするときもエグジットするときも、
よく波や流れを見ることが大事なのだ。

波や浜辺に寄せる“寄せ波”と、沖に戻る“引き波”から成っていて、
寄せ波が大きいときは引き波もかなりパワーが大きい。
タイミングとしては、9回か10回に1度の割合で大きな波が来るといわれる。
それを避けてエントリー&エグジットをすればいいというわけだ。

エントリーの際は、マスクもフィンも着け、泳ぎだす位置まで行って、
波のタイミングがいいときに、引き波に乗って沖へGO!
そうすると、あまり泳がなくても波が連れていってくれる。

逆にエグジットの際は、大きな寄せ波はやりすごし、
小さな寄せ波の時に腰の高さぐらいまでの水深へ行き、波の勢いで立ち上がればいい。
その後、大きな波が来てもぐっとこらえてガマン。
小さな波のときに、さささっと上陸をするといい。

エグジットのときに立ち上がるかどうか迷って
中途半端に浅い所に滞っていると、Zさんのようにうねりに巻かれて顔面強打なんてことにも。

走ってはダメだけど、
波が高いときのエントリー&エグジット時はとにかくてきぱきと動き、
動けないときは手すりやロープにつかまって波に耐える。
これが鉄則だ。

大きすぎるうねりがある時はダイビングをやめる

安全ダイビングの鉄則だが、危ない時はダイビングをやめるのが一番。

大きなうねりがあって、ほかのダイビングショップは中止にしているのに
自分の店は皆、行く……といった状況の場合は、
自信がなければ自分はダイビングを中止して休む勇気も必要だ。

さて、2016年は台風が8月に入ってやたら多く、毎週海況が荒れたというエリアもあるが、
皆さんは安全に潜っていただけただろうか?

もう台風も少なくなる時期ではあるが、
北の海をはじめ、冬に向かって海況が荒れやすくなる時期。
くれぐれも無理をせず、安全第一で潜っていただきたい。

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