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第7回 中性浮力

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基礎からわかる!ダイビングスタート&スキルアップ術

初めてのダイビング、久しぶりのダイビングは「どうしたらいいの?」と戸惑いの連続。
今さら聞けない基本スキルから絶対にマスターしたい必須スキルまでここでおさらいしちゃいましょう!

ダイビングスタート&スキルアップ術 一覧

番外 動画で見る!ドライスーツの着方

番外 基本スキルをおさらい!

第1回 ダイビング器材セッティング方法

第2回 BC&タンクのラクな背負い方

第3回 フィンワーク

第4回 ダイブコンピュータ

第5回 潜降の方法

第6回 マスククリア

第7回 中性浮力

第8回 セーフティフロートを上げる

第9回 耳ぬき

第10回 適正ウエイト

第11回 とっさのときのBC操作

第12回 ダイビング中の呼吸

第13回 安全停止攻略法

第14回 安全な浮上方法

第15回 ビーチエントリー

第16回 ボートエントリー

第17回 ボート上のマナー

第18回 できる耳ぬき

第19回 エンリッチド・エア・ナイトロックス

第20回 魚や生物のウオッチング術 Part 1 マンタ編

第21回 魚や生物のウオッチング術 Part 2 回遊魚の群れ編

第22回 ナビゲーション Part 1

第23回 ナビゲーション Part 2

第24回 ナビゲーション Part 3

第25回 オクトパスブリージング

第26回 空気消費量の算出法

第27回 Cカード講習って何?

第28回 スノーケリングのお作法

第29回 マスク&フィンのカンタン脱着術

第30回 ひと目でわかるダイブコンピュータ

第31回 煙幕ダイバーから卒業

第32回 噛む危険生物

次回更新予定日 2016年10月12日

第7回 中性浮力

マスターすると、ダイビングの楽しさが倍増する中性浮力。
ここでは、実際にビギナーにありがちな「できない」原因を踏まえつつ、「これさえやっておけばバッチリ!」という中性浮力の方法をお教えします。

中性浮力

中性浮力は、絶対にできなければいけないスキル!

……といっても過言ではないくらい大切なスキル。そもそも中性浮力とは、水中で浮きも沈みもしない状態のこと。これができると、水中で宇宙遊泳のように力を入れなくてもふわ~と浮く楽しさが感じられる。これには①適正ウエイト、②BCの操作、③呼吸の3つをしっかりとすることで、中性浮力は保たれる。

中性浮力をしなければいけない理由

① エア持ちや疲れ具合が全然違う!

ビギナーにありがちなエア切れ。エア切れの原因は、緊張やストレス以外に"中性浮力ができない"ことがあげられる。中性浮力ができない→中層で浮こうとして足をずっとバタバタさせる→自然と疲れて息が上がる→エアの無駄な消費、というわけ。中性浮力がとれれば、ダイビングは疲れないものになるのでぜひマスターしてほしい。

② ドロップオフで楽

エントリーしていきなり底が見えない中層に落とされることもあるドロップオフ。壁沿いに泳いだとしても、水深何十mという深さになることもある。そんなときに中性浮力がとれていると「① エア持ちや疲れ具合が全然違う!」で言ったように疲れないし、何より安全。

中性浮力をしなければいけない理由
ダイビングを続けていれば、底が見えないほどブルーウォーターの中を泳ぐこともある。こういったスポットは大物や群れが期待できるので、人気が高い

③ サンゴを折らない

一面見事なサンゴ畑。でも、サンゴはもろい。ダイバーがちょっと触れてしまったり、フィンの先でぶつけてしまうものならすぐ折れてしまう。そんなことが絶対にないよう、中性浮力は必須だ。

サンゴを折らない
きれいなサンゴ! いつまでも残しておきたい

④ 砂を巻き上げない

砂地を這うように進むと、写真のようにモクモクしてしまい、後ろの人は何も見えない状態に……これ、意外と本人は気が付いていないもの。生き物を吹き飛ばすし、視界が悪くなって写真も撮れないしといいことなし。絶対やっちゃダメ。

砂を巻き上げない
ビギナーあるある・必殺モクモク……もしやっている人がいたら、そっと教えてあげよう

⑤ ロープなしの安全停止ができる

ドリフトダイビング中に中性浮力が必要になるのはもちろんだが、最も大事なのは安全停止。ガイドがフロートをあげている間、周りのダイバーはロープなしで水深約5mで一時停止しなければならない。

ロープなしの安全停止ができる
ダイバーはダイブコンピュータで水深ををチェックしながら、安全停止の水深でとどまる必要がある

1ダイブを想定して中性浮力を練習してみよう!

① まずはウエイト量が重くないかチェック

講習時は体を安定させるためにウエイトを重くつけがち。ついついその感覚に慣れてしまって、必要以上に重いウエイトをつけている人が多い。ウエイト量が適正かどうかを調べるには、BCの空気を全部抜いた状態で水面に浮き、ちょうど目の高さに水面が来たらぴったりの証拠。

まずはウエイト量が重くないかチェック
水面がこれくらいの高さにきたら適正の目安。これより沈むようなら重いということ

② 潜降・海底で一度リラックス

エントリーしたら、まずは海底で一度呼吸を整えよう。リラックスしたら、体を横にして体勢を整える。

海底で一度リラックス
まずはリラックスすることが大事

③ BCにポンポンと2回くらい空気を入れる

その状態でBCにポン、ポンと2回くらい押す。このとき、一気に入れてしまうのではなく何回かにわけて短く入れるのがコツ。その後、少し息を吸うとフワ~ッと浮いてくる。浮上スピードが速いようなら息を吐いて、肺でコントロールしよう。

BCにポンポンと2回くらい空気を入れる
浮いてきた浮いてきた! 呼吸でコントロールできるので、焦らないこと

④ 息を吸う/吐くで調整しながらダイビング開始

体を横にした状態でそのまま進む。息を吸えば少し浮くし、吐けば沈む。その上下の感覚がわかることが大事。

息を吸う/吐くで調整しながらダイビング開始
 

ポイント少しの浮き沈みで焦ってBC調整をしないように!

ビギナーによくありがちな失敗は、中性浮力=ピタッと水中で止まると思っていること。確かに慣れてくればそうなのだが、水中なので、息を吸う/吐くの行為で多少浮き沈みはする。これを「ヤバイ、体が浮いたからすぐBCの空気を抜かなきゃ!」と焦ってしまうと、せっかく中性浮力が取れているのに思いっきり空気を抜いて、また体が沈んでしまい、今度は慌てて空気を入れすぎて急浮上してしまい……という悪循環に陥ってしまう。落ち浮いて、浮き沈みに慣れよう。

⑤ 途中で水深の変化を感じられるように!

そのままいろいろなルートを進んでいけば、もちろん水深も変わってくる。そうすると肺の呼吸だけではコントロールが足りなくなってくるので、BCの操作が必要(操作方法は下へ)。
大事なのは、この"水深が変わる"感覚がわかるようにすること。一番わかりやすいのは耳。深場に行けば耳がキーンとだんだん痛くなり、浅場になるとそれがなくなって浮いたような感覚になる。この耳の合図が水深変化の合図だ。

水深の変化を感じられるように!
耳が抜けづらかったり、耳の感覚がわからなければ目で見よう。写真はプールなので、手すりの位置や模様の位置で確かめる。実際の海であれば、船から出ているロープや岩など、動かないもので確かめよう

⑥ 深場に移動→BCにポンポンと空気を入れる

「③ BCにポンポンと2回くらい空気を入れる」でやったように、少しずつ空気を入れて調整。「③ BCにポンポンと2回くらい空気を入れる」のときと同じように、呼吸でコントロールできるくらいまで入れよう。

水深の変化を感じられるように!
耳が抜けづらかったり、耳の感覚がわからなければ目で見よう。写真はプールなので、手すりの位置や模様の位置で確かめる。実際の海であれば、船から出ているロープや岩など、動かないもので確かめよう

⑦ 浅場に移動→BCから空気を抜く

浅い場所に移動すると、それまでに入れた空気で急浮上してしまう。ダイビング終盤になったら自然とできるようにしておこう。

浅場に移動→BCから空気を抜く
インフレーターを肩より高い位置にあげて抜くのが基本

ポイント知ってた? いろんな排気方法

機種によっては、インフレーターを引っ張れば左肩のバルブからエアが抜けるタイプも。自分の正面に向けて引っ張るだけなので、中層で気軽に使える。
機種によっては、インフレーターを引っ張れば左肩のバルブからエアが抜けるタイプも。自分の正面に向けて引っ張るだけなので、中層で気軽に使える。
急浮上しそうなときは、右肩に排気バルブがついているタイプなら、紐を引っ張るだけで一気にエアが抜ける。
急浮上しそうなときは、右肩に排気バルブがついているタイプなら、紐を引っ張るだけで一気にエアが抜ける。

繰り返して練習しよう!

上記の一連の操作を繰り返せば、中性浮力をとる感覚がだんだんわかってくる。早い人だと1回のダイビング旅行ですぐわかるので、できれば練習は間をあけずに潜るようにしたい。 中性浮力はやればだれでもできるモノ。不安がらずに、頑張りましょう~!!

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