年間125万人が訪れるダイビング情報サイト

ステップアップして、ダイビングをもっと楽しもう!
アドバンスド・コースでワンランク上のダイバーに!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
ステップアップして、ダイビングをもっと楽しもう!アドバンスド・コースでワンランク上のダイバーに!

ダイビングを始めるとき、最初に受けるのは「オープンウォーター」というランクのCカード講習。これだけでもダイビングは楽しめるようになるけれど、さらにいろいろな海を潜ってみたいと思うなら、その次のランクの「アドバンスド・コース」を受けるのがオススメ! アドバンスド・コースって何? どんなことをするの? と疑問に思う人は、こちらを参考に今すぐアドバンスド・コースにチャレンジしよう!!

オープンウォーターの次に受けたい

アドバンスド・ダイバー・コースとは?

 オープンウォーター(以下OW)の講習を終えてダイバーデビューしたら、なるべくすぐに受けたいのが「アドバンスド・ダイバー・コース」。アドバンスド・ダイバー・コースは、OWに比べると楽しみながら講習を受けることができるので、ファンダイブの延長のような気分で参加すればOK!
 ダイビング指導団体《PADI》の場合は、下記に紹介するアドベンチャー・ダイブの中から5つを選択。☆印のついた水中ナビゲーションと、水深18m以深を潜るディープダイブは必須項目になっているが、そのほかは自分の興味や関心があるものを選べばOK。
 ひと言でいえば「よりいろんな海を楽しめるようになるための講習」と思っていただければよいのです!

アドバンスド・ダイバー・コースで選択できるダイビング

☆は必須  ●は人気のあるもの

☆水中ナビゲーション
☆ディープダイビング
●ボートダイブ
●PPB(中性浮力)ダイブ
●ナイトダイブ
●水中写真ダイブ
●ドライスーツダイブ
●水中ナチュラリストダイブ
●デジタル水中写真・ダイブ
●エンリッチド・エア・ダイブ

・レックダイブ
・サーチ&リカバリーダイブ
・マルチレベルダイブ
・ドリフトダイブ
・アルティチュード(高所)ダイブ
・AWAREサメの保護ダイブ
・水中ビデオダイブ
・水中スクーターダイブ
・AWARE魚の見分け方ダイブ

何日あれば講習が受けられるの?

アドバンスド・ダイバー・コースのスケジュール

 アドバンスド・ダイバー・コースは、最初にOWのCカード講習を受けたショップで継続して受けるのがベスト。必要なダイビング本数は5つのダイビングで5本になるので、日帰り2回のコース、または週末2日の宿泊コースで受けることができる。費用は送迎やマニュアル代、宿泊など含まれているものによって異なるので、ショップによって違いがある。詳しくはショップに問い合わせてから申し込もう。

水中写真のコースもあるので、カメラを始めたい人もアドバンスド・コースを受講するのがおすすめだ

水中写真のコースもあるので、カメラを始めたい人もアドバンスド・コースを受講するのがおすすめだ

おすすめDIVEをシミュレーション

アドバンスドコースで、こんな潜り方が身につく!

自由自在に浮力コントロール
PPB(中性浮力)ダイブ

「中性浮力が苦手」という人は、ビギナーダイバーには多い。そんな人にぜひ受けてほしいのがPPBことピーク・パフォーマンス・ボイヤンシー・ダイブ。タンクやスーツの種類が異なっても、適切なウエイト量とBCの給排気と自分の呼吸で、浮力調整が上手にとれるようになる方法を教えてもらえる。
 呼吸のタイミングやBCの浮力調整のコツをつかんでいけば、最終的にはホバリングできるようになれるはず!

中性浮力が上手にとれるようになると、水中でまるで空を飛んでいるような気持ちいい感覚が味わえる

中性浮力が上手にとれるようになると、水中でまるで空を飛んでいるような気持ちいい感覚が味わえる

コンパスが苦手な人、必須!
水中ナビゲーション

 OWコースでもナビゲーションは習うが、こちらはさらに実践的な内容。まずは陸でコンパスを使って方角を確認して、コンパスの見方をおさらいしよう。その後、自然の目標物を目視しながら移動する練習を行ない、これができたら水中へ。水中で30mを何キックで泳げるかを測定し、移動の目安にするノウハウを学ぶ。その後、四角形コンパスナビゲーション、ナチュラルナビゲーションなどを学び、水中での目標物を経由しながらルートを辿る方法などを身につける。
 水中ナビゲーションをマスターすると、自分でコンパスを見る習慣がつき、ガイドに頼りすぎずに、ダイビング中のコース取りができるようになる。

コンパスが使いこなせるようになれば、水中で迷子にならず、安全に潜れる

コンパスが使いこなせるようになれば、水中で迷子にならず、安全に潜れる

水深18m以深の世界へ!
ディープダイブ

 ダイビングは水深の浅い深いに関係なく楽しめるが、深いところに行かないと見られない生物がいたり、そこでしか見られない風景があることも事実。OWダイバーは18mまでしか潜ることができないが、アドバンスド・ダイバー・コースでこの講習を受ければ、水深30mまで潜れるようになる。
 水深によって変化する水中環境を学び、潜降ロープを使用して水深を把握。エアの消費も違ってくるので、自分の体の変化もチェックしつつ、安全に潜る方法を身につけよう。

地形スポットは、水深が深めなことが多いので、ディープダイブの講習を受けてからチャレンジするのがおすすめ

地形スポットは、水深が深めなことが多いので、ディープダイブの講習を受けてからチャレンジするのがおすすめ

ファンダイブへ行くにはマストスキル
ボートダイブ

 OWではジャイアントストライド、バックロールエントリーなどエントリーの仕方は習うけれど、ボートでの実践までは体験しない。そこで受けておきたいのが、ボートダイブ。近場の伊豆半島や紀伊半島の海はもちろんだが、沖縄や海外のダイブエリアではボートダイブがメインということが多い。
 ボートからのエントリー&エグジット方法や船上での器材のまとめ方など、安全にボートダイブを楽しむために知っておきたいスキルが学べるのでおすすめだ。

ボートダイビングでは、船の上での準備がとても大事。潜る前のチェックポイントや、エントリー&エグジットの仕方をしっかり身につけたい

ボートダイビングでは、船の上での準備がとても大事。潜る前のチェックポイントや、エントリー&エグジットの仕方をしっかり身につけたい

アドバンスド・ダイバー・コースの次は

まだまだ続くよ! ステップアップの道のり

 アドバンスド・コースを終える頃には、スキルも上達して、ダイビング中にも余裕が出てくるようになるはず。そろそろ自分のことだけで精いっぱいな状態を卒業して、次はダイビング中にほかの人をヘルプするノウハウを学ぶエマージェンシー・ファースト・レスポンスというコースや、レスキュー・ダイバー・コースにチャレンジしてみよう。
 アクシデントに対応できるノウハウを身につけると、より安心してファンダイブも楽しめるはず。ステップアップコースの道のりはまだまだ続くよ、どこまでも!

DIVING スタート&スキルアップBOOK2015
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連書籍Book concerned

関連する雑誌・書籍

DIVINGスタート&スキルアップBOOK 2015

DIVINGスタート&スキルアップBOOK 2015

潜水事故に学ぶ 安全マニュアル100

潜水事故に学ぶ 安全マニュアル100

DIVINGスタート&スキルアップBOOK

DIVINGスタート&スキルアップBOOK

上手くなる!水中写真

上手くなる!水中写真

関連するMarineDiving

2015年3月号

2015年3月号

2014年11月号

2014年11月号

2014年9月号

2014年09月号

2014年1月号

2014年01月号

2013年11月号

2013年11月号

2013年10月号

2013年10月号

2013年9月号

2013年9月号

2013年8月号

2013年8月号

2013年7月号

2013年7月号

2013年6月号

2013年6月号

2013年4月号

2013年4月号

2013年1月号

2013年1月号

2012年12月号

2012年12月号

2012年10月号

2012年10月号