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水中写真がうまくなる!!
第19回 ストロボを使いこなそう

水中写真がうまくなる!! ~プロが教える撮影テクニック~

みなさん、こんにちは。月刊『マリンダイビング』のカメラマンのはらだまです。
この連載では、水中写真の撮影機材や操作の方法、撮影のコツなどを、水中写真を始めたい、うまくなりたいという方に紹介していきます。ぜひ撮影のときに参考にしてみてください。

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ストロボを上手に使って、きれいな水中写真を撮ろう
撮影地: フィリピン・セブ

水中写真ではストロボはマストアイテム

陸上でも写真を楽しんでいる人は、あまりストロボを使用しての撮影というのは経験がないかもしれません。陸でストロボを使う場合、明暗差を弱めたり、暗くて手ブレを起こしそうなときに使うことが多いですが、水中写真の場合は、青カブリした色を太陽光下で見た色に近付け、本来の色を再現するために使用するのが、水中でストロボを使う主な理由です。ですので、水中写真ではストロボはマストアイテムといっていいほどの大切な機材の一つであり、使い方で写真の印象が大きく変わるといえるでしょう。

ストロボが発光しなかった作例。色がきれいに再現できていない

ストロボを発光させることで、被写体本来の色を再現できる
撮影地: 沖縄・ケラマ諸島(2点とも)

ストロボの設定を確認しよう

コンパクトデジカメやミラーレス一眼など、ハウジング内に内蔵したストロボは、強制発光モードにセットしておきましょう。陸上であれば、ストロボの発光の有無は、明るさによってデジカメが自動的に判断するオート発光でも問題ないと思いますが、水中では前述のように色を再現するために、毎回の撮影で発光する必要がありますので、強制発光モードに切り替えましょう。また、外部ストロボを使用するときも、内蔵ストロボの発光に連動して光るので、内蔵ストロボは強制発光モードにセットしておく必要があります。

内蔵ストロボは強制発光モードにセットして、毎回発光するようにしておく

ストロボ撮影の注意点

内蔵ストロボだけで撮影をしている多くの人が悩まされた経験のある、画面に写り込む白い点。これは水中の浮遊物がストロボの光に反射したために起こった、ハレーションと呼ばれる現象です。レンズとストロボの発光部が近いと起こりやすくなります。つまり、レンズと発光部を離すことで解消されるので、外部ストロボを使用すれば、かなり改善することができます。外部ストロボを使用しても、レンズとの距離が近いと、ハレーションが起こりやすくなるので、接続するアームの長さにも注意しましょう。

内蔵ストロボだけで撮影すると、画面に白い点が写り込んでしまう

外部ストロボをセットし、デジカメ本体と離してみたセット例

2灯撮影で影を弱める

 初めにストロボは色を再現するためと解説しましたが、ストロボを使用すれば、影ができます。影は立体感や凹凸を感じさせるには、必要なものですが、あまり影が濃すぎるのも暗い印象を与えてしまいます。そこでストロボを左右から当てて、影を相殺するように発光させると、影の薄い、柔らかな印象の写真になります。ただし、立体感を弱めてしまうときもあるので、ライティングには注意しましょう。

作例A ストロボを左上から発光。右側に影ができる

作例B 今度はストロボを右上から発光。今度は左側に影ができた。

作例C 左右からストロボを発光。1灯のときの影は弱くなった
撮影地:和歌山・串本(3点とも)

縦位置写真は、ストロボの向きに注意

縦位置で撮影する場合、内蔵ストロボ、外部ストロボともに、発光部とレンズの位置関係に注意しましょう。縦位置の構え方というのは、無意識で構えると、各自のクセで右手が上になる人、下になる人それぞれがいます。ストロボがレンズよりも上になる構え方であれば、影は被写体の下にできますが、逆の構え方だと下から光が当たることになり、影が被写体上部にできて、いわゆる「お化けライト」のようなライティングになります。外部ストロボを使用しても、可動範囲の狭いアームですと、こうしたことは起きやすくなるので、縦位置で構えるときはストロボの向きを意識してみましょう。

ストロボがレンズよりも上になるように撮影。影は被写体の下に出る

ストロボの位置がレンズよりも下の位置で発光すると、被写体の上に影ができてしまう

まとめ

今回はストロボを上手に使うための解説でした。光の当たり方次第で、写真の印象は大きく変わりますので、ストロボを発光させる位置を工夫してみると、写真が変化すると思います。ぜひ試してみてください。次回もお楽しみに。

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原田 雅章
1972年3月埼玉県生まれ。
日本大学芸術学部写真学科卒業。
大学在学中に沖縄を何度も訪れ、島の風景や人々に感動しスクーバダイビングを始める。
卒業後、(株)水中造形センターに入社。
同社出版物である『マリンダイビング』などの雑誌で活躍中。
国内は、伊豆半島、紀伊半島、沖縄各島など、海外は南の島を中心に、太平洋、インド洋、カリブ海など20ヵ国以上を撮影。
ダイビング経験は25年、約4800本の潜水経験を数える。
雑誌での取材はもちろん、各地でフォトセミナーを開催。"はらだま"の愛称で親しまれる。

次回更新予定日 2018年8月8日

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