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STOP! 潜水事故
CASE61 ドライパニック

CASE61 ドライパニック

ダイビングに限らず事故はつきものではあるが、最初から最後まで何事もなく安全に楽しめてこそ、本当のレジャー。 ダイビングの場合、潜水事故というと死に至るケースも少なくない。 そして多くの人が「他人事」と思っているフシもあるけれど、ふとした気の緩みやちょっとしたケアレスミスで潜水事故が起こることも。 明日はわが身。 もう一度基本を振り返る意味でも、ぜひこの連載を参考にしていただきたい。

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CASE61 ドライパニック

今回の潜水事故の原因

  • バディ不遵守
  • 身体拘束
  • 監視不十分
  • 器具の不備・取り扱い不注意
  • 体調の不注意
  • 技量の未熟
  • 気象・海象の不注意
  • エア確認不注意
  • その他

事故者は、ドライスーツを初めて着用し、空気量を調整しながら水深20mの海底へ潜降した。
ドライスーツの空気量調整に慣熟していなかったため、海底に到着したところ、
体が締め付けられるような感じになり、突然のパニックに襲われ、レギュレーターを外してしまった。
それにより溺水。インストラクターが事故者の気道を確保しつつ、レギュレーターのパージボタンを押して給気しながら海面まで搬送。船上に上げ、救急車に引き継いだ。

直接の原因パニック、溺水

対処法

初めてのドライスーツ。
事故者はドライスーツでファンダイブをするのが初めてだったようだが、
ドライスーツ・スペシャルティなどは受けていなかったのだろうか?
スペシャルティコースは受けなければいけないものではないのだが、
ドライスーツを着用することによって、こうしてパニックになる方もいるし、
足に空気がたまって急浮上する“吹き上げ”もあることなので、
できれば、初めてのドライスーツでいきなりファンダイブをすることは避けたい。
いや、やめたい。

またファンダイブに参加するダイバーとしては、
初めてのファンダイブでいきなり水深20mまで行くのはどうかと思う。
ダイビングサービスのガイドさんも、もう少し浅いスポットを選んであげられなかったのか?
“船上に引き上げられた”ということは、ボートダイビングをしていたわけで、
そのエリア自体に水深がもっと浅いスポットはなかったのかもしれない。
だとしたら、ダイバー側がそういうダイビングエリアに潜りに行くのではなくて、
最初はやさしい、流れがなくて水深が浅いダイビングスポットもあるダイビングエリアを選ぶべきだと思う。
できれば、『マリンダイビング』でスキルアップ連載に執筆していただいているくすみ姐さんのいるセントラルスポーツアウトドアビレッジTHE 101のように、プールがあるところを選んで
プールでドライスーツを着用してのダイビングを練習した後でファンダイブに行けるような、施設の整ったところでまずは初ドライの練習をしたいものだ。

次に、ドライスーツを着ていて締め付けられそうになったらどうするか?

そう、給気をしてドライスーツの中に空気を入れればいいんだったよね?
普通は水深7~8mぐらいからドライスーツ内の空気に水圧がかかり、
水深20mまで行けばそりゃ苦しい。もう大変!!
いきなり給気すると急浮上してしまうので、1、2回給気ボタンを押して様子を見て、数秒してまだ足りなかったらまたボタンを押す、という感じで少しずつこまめに給気していくのがコツ。

事故者はおそらく潜降が終わるまで給気どころではなかったのだろうが、
最初だからこそゆっくり、セオリーどおりにドライスーツを扱うことが必要だった。

そして、パニックになってしまったわけだが、
パニックが来る前には前兆があったはず。
それが締め付け感だったとしたら、やはり給気すればよかっただけのこと。

あとは、ダイビングをしている者として肝に銘じたいのは、
何があってもレギュレーターは外さない!ということ。
苦しかったら余計レギュレーターを外してはいけない。

幸い事故者は溺水したものの命に別状はなかったようで何よりだが、
ドライスーツは潜降だけでなく、浮上のときも浮上前に空気を抜いたり、
浮上しながら排気したりと、細かな操作が必要。
その一つ一つは決して難しいものではないが、手を抜くとやはり急浮上などのもとになる。

いつでもこのケースのようにインストラクターがそばにいてくれるわけではない。
自分の身を守るためにも、ドライスーツを着用するにはまず慣れることを目的としたダイビングを優先するべきだ。

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次回更新予定日 2018年5月30日

CASE62 ボートのヘリから落下

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