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海のいきもの
第28回 鬼にまつわる魚たち

第28回 鬼にまつわる魚たち

この記事がネットに載る頃にはとっくに終わった行事でありましょうが、
いま記者が原稿を書いている今日は2月4日の立春。
各地で豆まきが行なわれている節分の日。そして、豆まきといえば鬼。
というわけで、鬼を連想する魚や生き物を集めてみたぞ(強引)。●構成・文/山本真紀(2017年2月)

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だって名前が「鬼」だもん!

和名に「鬼」が入る魚には何がいる?
『日本産魚類検索全種の同定(第3版)』の索引をチェックしてみると、オニアオメエソから始まってオニアジ、オニアンコウ、オニイシモチ、オニイワシ、オニカクレウオ、オニカジカ・・・・・・と続き最後はオニボウズギス、オニボラまで合計35種もある(数え間違えていたらすみません)。その中でダイバーが見るチャンスが多いものを紹介。

通称「マンタ」
世界最大のエイとして知られる「マンタ」。「マンタ」はかつて標準和名オニイトマキエイという種類に対する通称・俗称だったが、7年ほど前に2種が混在していることが判明(もう1種にはナンヨウマンタという新称がついた)。分布が重複していることもあり、この2種を目視で区別するのは少々難しいので、ふだんは「マンタ」と総称している次第。というわけで、この画像の「マンタ」もオニイトマキエイではなくナンヨウマンタという可能性はありますけれど、まぁソレはソレ、コレはコレ(どれだ?)。
成長すると5~6m以上にもなるという巨体が鬼を連想させたか、イトマキエイの仲間の特徴である2本の突き出た頭鰭が由来か。ともあれオニイトマキエイはインド-太平洋、大西洋と世界の外洋を悠然と遊泳中。なお、ナンヨウマンタの分布はインド-太平洋がメインで、沖縄などで見られるのは主にこちら。●撮影地/ニューカレドニア

オニカマス
1m近くにもなる大型種。太く立派なボディや風貌、鋭い牙などが鬼を連想させたのだろうか。尾ビレが黒く、中央が凹んでいることが特徴。インド-太平洋、大西洋の熱帯域に生息。●撮影地/ニューカレドニア

オニダルマオコゼ
サンゴ礁の砂地や岩礁の砂泥底に潜み、背ビレには猛毒があり死亡例もあるため、危険な生物として有名。応急処置は火傷しない程度の熱い湯に浸す。唐揚げや味噌汁で美味という一面も。●撮影地/沖縄・石垣島

オニオコゼの仲間
「おこ」は奇怪なこと、醜いこと。「ぜ」は魚名語尾。ということで「鬼のように醜い魚」という悲惨な和名。背ビレに毒棘があり、刺されると危険。でも、刺身や唐揚げ、鍋にして美味。●撮影地/沖縄・宮古島

オニハタタテダイ
20cmほどになるチョウチョウウオ。「鬼」の由来は目の上にある小さな突起を角に見立てたことから。インド-太平洋のサンゴ礁に分布。写真のように小さな群れをつくるかペアで見られる。●撮影地/モルディブ

続・だって名前が「鬼」だもん!

海洋無脊椎動物は魚類と比べてジャンルが広大すぎて、正直フォローしきれないけれど、ここに紹介した以外にはオニノキバフデガイ、オニノハガイ、オニサザエ(以上は巻貝)、オニヒザラガイ、オニイソメ、オニイボナマコ、オニクモヒトデ、オニヒメブンブク(ウニの仲間)などが一般向けの図鑑に載っている。

オニヒトデ
悪名高きサンゴの天敵、そのグロテスクな姿や30cmを超える巨体、全身を覆う毒棘から「鬼」と名付けられても不思議はない。刺されたときの応急処置は、熱い湯につけること。●撮影地/紀伊半島・みなべ

オニヤドカリの仲間
10cmほどになる大型種で毛むくじゃら、さらに生きたサザエを襲って食べてしまい、空いた殻を「新居」にするという獰猛さも「鬼」らしい。数種類がおり、写真はホンドオニヤドカリ。●撮影地/伊豆大島

「角」が2本あれば鬼っぽいかも

鬼のトレードマークはいろいろあれど、やっぱり一番は頭にある2本の角。そんな魚はいないか探してみたら・・・・。

トラウツボ
若い個体はオレンジが冴え、とても美しい姿。目の上のよく目立つ1対の突起は後鼻孔で(先端に前鼻孔が見えている)、もうちょい後ろなら完全に「角」に見えたことだろう。惜しい。●撮影地/伊豆大島

シマウミスズメ
南日本でよく見られる、12~13cmほどのハコフグの仲間。目の上の1対の突起はなかなか立派で、前方から見るとまさに「角」。また、背中にも1本、腹部後端に1対の「角」がある。●撮影地/東伊豆・川奈

「角」が1本の鬼もいたかな

絵本などでは、下っ端や子分の鬼は角1本というイメージですね。

テングハギの仲間
オニテングハギという種類がいるけど、写真がなかったのでツマリテングハギですいません。和名の由来はテングの長い鼻だろうが、こうして見ると「一本角」。英語圏ではユニコーンフィッシュ。●撮影地/フィジー

クマドリカエルアンコウ
カエルアンコウの仲間は、種ごとに背ビレに特徴がある。クマドリ~の場合、背ビレ第2棘の鰭膜が薄く大きく、しかも前後に動く。写真は前方に傾けているところで、ほら大きな角に見えない? ●撮影地/串本

やっぱりイメージは「牛の角」?

リュウグウウミウシの仲間
ウミウシの仲間は、1対の大きな触角が牛の角のように見えることが由来という。「それなら、鬼っぽい種類がいないかな~」とマリンフォトライブラリーの画像をチェックしていくうち、このアカフチリュウグウウミウシを発見。寝っ転がった鬼が「何か用か?」とばかり、顔を上げたところに見えてしまった。脳内で「モルダー、あなた疲れているのよ」という幻聴がしたので、今回はコレでオシマイ。●フィリピン・バリカサグ

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