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ハンマーの季節がやってくる!
与那国島へGO!

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ハンマーの季節がやってくる!与那国島へGO!

与那国島といえば、ハンマーヘッドシャークとの遭遇率でダイバーの間で大人気。
昨年は10月末から出だしたというハンマー。今年は?

秋冬の与那国島の見どころ

 日本で最後の夕日が見える島、与那国。日本最西端に位置するこの島は、TVドラマ『Dr.コトー診療所』の舞台になったことで一般的に有名だが、ダイバーの間で与那国島といえば、冬にハンマーヘッドシャークの群れ、しかも運が良ければ100尾以上の“ハンマーリバー”に会えることで注目されている。
 例年は12月頃から見られるようになるが、ここ数年はもっと早くから、昨年などは「10月末からハンマーの群れが出始めた」(《ダイビングサービスあーびゃん》川田かおるさん)という。
 シーズンは12〜4月。今年は5月のGWを過ぎてもまだ群れが現れていたというから、相当な当たり年だったかも。
 よく見られるのは「日本最西端の碑」のある「西崎(いりざき)」のすぐ南側海域。ハンマーウオッチングが始まった頃は「南の根」とか「ハンマーウエイ」にある隠れ根につかまって、ハンマーを待つことが多かったが、10年ほど前からハンマーを求めて中層を流す“ブルーウオーターダイビング”が中心となっている。でも、「西崎」だけでなく、南の「馬鼻崎」などでもハンマー大群が見られることがあるので、うかうかしていられない。
 さて、これから始まるハンマーシーズン。今シーズンも期待したい!

秋冬の与那国島の見どころ

ハンマー群れ群れ!

動画提供/与那国ダイビングサービス

動画提供/ダイビングショップあーびゃん

「馬鼻崎」でも!

動画提供/与那国ダイビングサービス

ポイントハンマーヘッドシャークに近づくには?

 現地ガイドの皆さんにハンマーへの近づき方を伺うと、たいていの方が「突っ込まないこと!」と答える。「神子元で潜っている方に突っ込む方が多いような気がします」と話す人も。
 与那国島の場合、ガイドがブルーウォーターの中、水深20〜25mと泳いでハンマーを探し、ハンマーがいたらタンクを叩いて知らせてくれる。そのときに、ハンマーに向かってダッシュするのだが、動画のように群れにある程度近づいたらいったん止まって、群れと並行して泳ぐようにすれば段々とハンマーの群れは近づいてくる。群れの中に突っ込んでいくような泳ぎ方をすると、ハンマーはサーッと深場に逃げたり、スピードアップして泳ぎ去ってしまうのだ。くれぐれも突っ込まないように、ご注意を!

動画/ダイビングサービス マーリン

『マリンダイビング』12月号

冬場は「遺跡ポイント」も狙い目!

 与那国島といえば、“海底遺跡”ではないかと思われる巨岩の構造物が海底に鎮座していることでも常に有名。その「遺跡ポイント」は島の南部にあり、冬の北風を島が遮ってくれるので、潜りに行く確率が高くなるのだ(とはいえ、その途中で荒れていて、潜れないこともあるのでご了承を)。
「遺跡ポイント」は神殿のような構成になっていて、「城門(ぐすくもん)」から入って、「二枚岩」の巨大な岩板を見、「メインテラス」に出て神殿一帯を観察、「階段」「水路」「柱穴」「カメのモニュメント」を見ながら浮上……といったようなコース取りをすることが多い。
 水深は深くても18mぐらい(もっと深くまで水深は続いているが)なので、のんびり潜ることができる。ただし、潮の流れがめちゃくちゃ速くなることもあるので、ガイドから離れないようにしよう。

「遺跡ポイント」の「メインテラス」

「遺跡ポイント」の「メインテラス」

『マリンダイビング』12月号

与那国島は地形もフィッシュウオッチングもおもしろい!

ハンマーヘッドシャークと海底遺跡しかないと思われがちだが、与那国島の魅力はまだまだいっぱい!
『マリンダイビング』取材陣も圧倒させられるのが以下5つのポイントだ。

透明度抜群!

 たまに濁っていることもあるが、たいてい透明度30m以上! 海の青さが違う。外洋の青さで、「藍」「紺碧」、とにかく澄んだ深みのあるブルーをたたえている。

魚影が濃い

 ハンマーヘッドシャークだけでなく、「西崎」周辺ではイソマグロやバラクーダ、ギンガメアジの群れが見られるのだが、これがスゴイ! 迫力あり。

与那国島は地形もフィッシュウオッチングもおもしろい!

動画/ダイビングサービス マーリン

超ド級の大物に会えることがある

 昨年はバショウカジキの会えたという方もいるが、ジンベエザメやカジキなど、予想外の大物に会えることも。筆者・後藤もカジキ数尾を「西崎」で見たことがあるが、目の前にイソマグロがガンガン回っているときで、ほかの人は誰も見ていなかった。幻か!といわれそうだが、確かに見た。

5月に登場したバショウカジキ。運が良ければ1尾ならず群れが見られることも

5月に登場したバショウカジキ。運が良ければ1尾ならず群れが見られることも

個体が大きい

 ハンマーも大きいけれど、バラクーダにしてもギンガメアジにしても、チョウチョウウオの仲間やキンチャクダイの仲間も、ほかのエリアで見るものよりもとにかく個体が大きい。栄養分が豊富なのに違いない。

冬に強い「サバチ」にはイソギンチャクの大群落にハマクマノミが

冬に強い「サバチ」にはイソギンチャクの大群落にハマクマノミが

地形がおもしろい

 ハンマーや海底遺跡がクローズアップされてしまって、あまり知られていないが、「光の宮殿」や「Wアーチ」など、アーチやケーブが楽しめるスポットも。光のシャワーが降り注ぐ神秘的な空間に酔いしれること間違いなし。

「光の宮殿」

「光の宮殿」

『マリンダイビング』12月号

与那国島のベストビュースポット

 離島らしく都会的なものはほとんど何もない与那国島だが、自然はたっぷり。海、空が大きく広がるビュースポットが島のあちこちに点在している。
 特に押さえておきたいオススメどころは以下の4つ!

西崎展望台

 日本最西端にあり、「日本最西端の碑」もある「西崎」(いりざき)に、新しくできた展望台。
 灯台があって、ここから夕日を見ることは難しいのだが、久部良の集落が眼下に広がり、晴れた日には水平線の向こうに台湾の大きな島影も見える。日本で一番国境に近い所に自分がいることを感じられるのでは。

西崎展望台

東崎灯台

 太陽が上がる「東」は沖縄では「あがり」と読むことが多いが、ここも例にならって「あがりざき」と呼ぶ。島の東端にあり、緑の芝生のスロープの先に立つ真っ白な灯台がフォトジェニック。周囲で放牧されているのは与那国島の固有種、ヨナグニウマだ。

東崎灯台

立神岩

 たちがみいわ。東崎から約2km下った南東海岸線に突き出た、高さ約30mの塔状の岩。男根のような形から、昔から島の人は「神の岩」と呼び、信仰の対象としてきた。伝説も残るこの岩は、日本珍スポット100景にも選ばれている。

立神岩

ティンダハナタ

 島で最も栄えている祖納(そない)集落から見える、巨大な岩山。高さ約100mの頂上付近が浸食され、オーバーハングやトンネルの途中に天然の展望台ができている。
ここからの祖納集落や海の眺めも見事。周りには与那国島の町木、クバ(ビロウ)をはじめとする阿熱帯樹も多く、癒されること間違いない。

ティンダハナタ
『マリンダイビング』12月号

おすすめの宿泊施設

アイランドホテル与那国

アイランドホテル与那国

空港から車で1分と非常に便利な場所に位置する与那国島最大のホテル。
リビングスペースの広い客室はトイレとバスルームが別で、アメニティもバッチリ。
目の前にはコンビニ(8〜22時、年中無休)もあるので、何かと便利だ。祖納の集落へは車で3分ほど。その気になれば歩いて行ける(10〜15分)。
裏手にダイビング器材を洗って干せる施設があるのもありがたい。

villaエデンの幸 旅物語

villaエデンの幸 旅物語

久部良港から坂道を上ってすぐのところにあるペンション風の宿泊施設。
2ベッドルームのかわいらしいインテリアの洋室で、女子にも人気。
《ダイビングサービスあーびゃん》が併設されており、利用者は器材洗い場&干し場も使えて便利。

よしまる荘

よしまる荘

目の前に西崎、久部良港が眺められ、港にも歩いてすぐの、ダイバーには絶好のロケーションに位置。
《与那国ダイビングサービス》を併設している老舗の民宿で、ハンマーシーズンは大勢のダイバーが集まり、大盛況。
洋室、和室と、ニーズに応じて客室を選べる上、離れには大浴場もあって快適だ。

おすすめのアフターダイビング

食を楽しむ

ビヤガーデン国境(はて)

ビヤガーデン国境(はて)

祖納集落のビルの3階にある、カジキマグロ料理で有名な飲食店。“ビヤガーデン”というよりは居酒屋といったほうが近い。カジキマグロのカマや“ひとみちゃん”(目玉を煮込んだもの)など、ありとあらゆるカジキの部位が食べられるほか、ヤシガニやとれたての魚介類、定番沖縄料理など、メニューがズラリ!
お酒の種類も多いので、ぜひ一度は足を運んでほしい。
TEL:0980-87-3255
与那国町字与那国22-4
営業時間 月〜土 11:30〜13:30、18:00〜22:30
     日 18:00〜22:30

手づくりパンの店 パネス

手づくりパンの店 パネス

島唯一の手づくりパン屋さん。代表的なメロンパンをはじめとする十数種のパンのほか、最近は長命草・黒糖・紅イモの3種類のラスクがお土産にも人気(空港でも販売)。
TEL:0980-87-3608
与那国町字与那国358
営業時間 10:00〜18:00 日曜定休

買いものを楽しむ

onemahina(オネマヒナ)

onemahina(オネマヒナ)

与那国島にこだわった、オリジナルTシャツと雑貨の店。島マップや魚をイメージしたイラストTシャツはどれも人気。祖納集落にあり、店の前のくつろぎスペースでのんびり過ごしてもいいかも。
TEL:0980-84-8880
与那国町与那国1000
営業時間 10:00〜日没 第一火曜定休

「長命草の青汁」

「長命草の青汁」

昔から子どもの健康祈願のために神に捧げられた長命草は、和名をボタンボウフウといい、島内で自生している草。古くから滋養強壮、高血圧、動脈硬化、リウマチ、神経痛、風邪などに効用があるといわれ、現在でも節目節目に食されている。
この長命草を島の特産物にしようと立ち上がった《与那国島薬草園》が動き、さまざまな商品が生産されるようになっている。そのひとつがコレ。《資生堂》から2014年発売となった「長命草の青汁」(パウダー)。豊富なポリフェノール、ミネラル、ビタミン、植物せんいが含まれていて、体本来の力を引き出してくれる上、アンチエイジングにも効くと注目されている。
ほかにドリンク、タブレットがある。

スーパーマーケット

スーパーマーケット

与那国島には全国チェーンのあるスーパーマーケットはもちろん、沖縄のどの島にもあるコンビニエンスストアもない。が、個人商店的なコンビニやスーパーマーケットが、祖納、久部良の集落にいくつかある。
基本的には島民向けの日用品や食材を扱っているのだが、島の酒造所で作られた泡盛や、《与那国海塩》の「黒潮源流塩」など、お土産になりそうなものも見つかる。
夜9時か10時ぐらいまで開いているのが普通。

黒潮源流塩

黒潮源流塩

太陽の光を燦々と浴びた与那国島の海からとれたミネラル分たっぷりの天然塩。
比川にある製造会社《与那国海塩有限会社》へ行くと、その製造工程が見られるほか、
「黒潮源流塩」と、その製造過程で作りだされた「花塩」「小花」といった粒の粗い天然塩を購入できる。
空港の売店や島内のスーパー、商店でも購入が可能。

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