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手つかずの自然が残る島へ……
この春、西表島いりおもてじまに行きたい理由5

日本屈指のエキサイティングスポットオガンの季節がやってきた! 西表島

トカキン曽根

沖縄県・石垣島から高速船に乗って西へ40~45分。島の約90%が熱帯・亜熱帯の原生林で覆われた西表島はまるでジャングルのような雰囲気が漂う。豊かすぎる自然とおなかいっぱいになりすぎる大満足な海には、皆が西表島にハマる理由が溢れていた。今回は春~初夏に行きたい理由を厳選して5つの魅力を紹介!

※2018年6月現在の情報です。

その① 大人気! 
マンタに出会えるから

撮影:ダイビングチームうなりざき西表

マンタのべストシーズンを迎えた西表島。大きな体で海を飛ぶように泳ぐ姿は、ダイバーなら一度は見ておきたい光景。春の西表島でならその願いが叶えられるのだ!

こんなに近づいてきてくれるなんて! マンタがホバリングしている付近はクリーニングステーションとなっていて、ホンソメワケベラなどがマンタの体を突っついて掃除している姿を見ることができる

おすすめスポット

鹿ノ川・中の瀬かのかわ・なかのせ

「鹿ノ川・中の瀬」は基本アンカリング(エグジットはボートエントリーした場所に戻るダイビング)で潜る

「鹿ノ川・中の瀬」と同じエリアにある「鹿ノ川・タマモクロス」ではマンタだけではなく、クマノミなどの小さな生物との出会いも

■最大水深/30m ■流れ/ほとんどない
いくつかの根が点在し、マンタのクリーニングステーションとなっている。春のマンタの遭遇率は約70%と高確率! 1ダイブで最大7~8尾以上が回ってくることもあるというのだから、贅沢極まりない。マンタが現れたときの注意点は、絶対に触らない、追いかけない、エアをかけない、上から見ないこと! マンタがびっくりして逃げてしまう。

その② 大物の群れ! 本当にここは日本なの⁉ 
という光景が見られるから

撮影:ダイビングチームうなりざき西表

イソマグロやバラクーダの群れと出会える春の西表島。そのかっこよさに思わず惚れてしまうはずだ。《ダイビングチームうなりざき西表》スタッフ陣の長年の経験と勘からさまざまなタイミングを読み、群れとの遭遇率をアップさせてくれることだろう。海外まで行かなくても日本でこの迫力なんだから見に行くしかない! 

並んで泳ぎ進むバラクーダの群れ。皆でどこへ行くのだろうか

おすすめスポット

崎山・沖の根さきやま・おきのね

ときにはイソマグロとバラクーダの贅沢なコラボレーションも楽しめる

「崎山・沖の根」と同じエリアにある「崎山・ノースコーナー」ではこんなに大きなサンゴ礁も。崎山周辺スポットはどこもサンゴがびっしりだ

■最大水深/25m ■流れ/ときに強い
春の大物狙いならここ。基本ドリフトダイビング(流れに沿ってダイビングをしていき、エントリーした場所とは違う場所でボートに拾ってもらってエグジットをするダイビング)を行なう。《ダイビングチームうなりざき西表》では一人ひとりのスキルに合わせてフリー潜降かロープ潜降か対応してくれるので安心だ。港からわずか15分でイソマグロやバラクーダの群れと遭遇できてしまうというのだから驚き! エントリーして着底したら、大物を探しながら移動していく。群れに遭遇して興奮するのもわかるが、魚がバラバラに散ってしまうので、一人で突っ込んでいかないように注意しよう。

その③ 感動の瞬間、サンゴの産卵に
立ち会うことができるから

撮影:ダイビングチームうなりざき西表

サンゴは植物ではなく、動物だって知っていた? だからほかのサンゴと喧嘩もするし、卵だって産む。世界で1300種あるといわれているサンゴのうち、およそ1/3もの種類を見ることができるのが西表島。さまざまな条件が重ならないと見ることができないサンゴの産卵も西表島でなら観察できる。《ダイビングチームうなりざき西表》ではナイトダイビングも行なっている。西表周辺はサンゴの種類が多いので、ほかのエリアに比べると5月から秋の10月頃まで何かしら狙えるのがすごい。
2018年のサンゴの産卵予想日は、5月3日(木)~9日(水)、6月1日(金)~7日(木)、7月1日(日)~7日(土)、7月30日(月)~8月5日(日)、8月28日(火)~9月3日(月)、9月27日(木)~10月3日(水)となっていて、これからがシーズンだ。

地球温暖化により懸念されていたサンゴの白化現象も、元気な姿が復活してきた。これぞ、西表島の世界に誇れるサンゴ礁!

水温24℃以上の満月の夜の頃、一斉に産卵を行なう。その神秘的な光景に感動することだろう

その④ まだまだダイバーが少ない時期なので
カメラ派もじっくりと撮影ができるから

ゴールデンウィークや夏に向けて、ダイバーはどんどんと増えていくもの。人気店《ダイビングチームうなりざき西表》もゴールデンウィークに入る前頃まではまだダイバー数が落ち着いているので、ゆったりのんびりダイビングが楽しめる。「人が多すぎてガヤガヤとしているのはちょっと……」、「次の人が待っているのを考えると撮影しにくい……」なんてお悩みをもっているダイバーにはぴったりだ。西表島は大物だけではなく、マクロや地形も魅力で溢れている海なので、じっくりと楽しみたい。

スミレナガハナダイはその模様から”サロンパス”と呼ばれる。西表島はこれにちなんで名づけられたスポットもあるので、自分の目で確かめに行きたい!

ブルーの海に色鮮やかなハナダイの群れが映える。南国のような光景だ

「ブルーラビリンス」では雄大な地形も楽しめる。なんでもありな西表島

その⑤ 暑すぎないので
アフターダイビングも楽しいから

本格的な夏がやってくると、暑くて観光どころではないかもしれないが、西表島のダイビングリゾートは海にも近く風通しがよくて本土よりも夏は涼しいからアフターダイビングも快適に楽しめる! マングローブ林の中を遊覧船やカヌー、SUPで進んだり、川の上流にある滝までトレッキングをしたりと、西表島らしい大自然を感じることができるツアーが人気だ。また、西表島に滞在すると見ることができる星空や朝焼けの美しさは格別。石垣島から日帰りで来ることもできるが、泊まった人にしかできない体験をするために島ステイすることをオススメする。

国内のマングローブ林の約25%を占めるマングローブ群生林があると言われている仲間川も流れる。日本一のマングローブ群生林だ。そのほかにもいたるところでマングローブを見ることができる。

落差約55mと県下最大の滝、ピナイサーラの滝。西表島の大自然がまとまったかのような人気のフィールドで、カヌースポットとしても有名

Coming soon‼
伝説の海、オガンがやってくる…!

ダイバーなら一度は行きたい憧れの海“オガン”へ行ける確率は5~6月頃から上がってくる! イソマグロやカスミアジの群れに当たったときの興奮と言ったらもう! 潜れば誰もが元気になる海、“オガン”へ。シーズンを迎えるまではもうすぐだ。

海況のいい時期&ゲストのスキルもそろっているときという限定条件に加え、運で左右されるオガン。当たればこんなイソマグロの群れに出会えることも!

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